取扱青果物のご案内(ほんの一部を紹介させていただいてます)

京野菜のご案内

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うぐいす菜

うぐいす菜

江戸時代の中期に、天王寺かぶの早生種作出のために選抜淘汰してできたとされた「小かぶ」です。 早春の菜としてうぐいすの鳴く頃に収穫されることから「うぐいす菜」と呼ばれるようになったと言われています。 葉は壬生菜のような形で、根は純白色のやや偏円形。 主に「椀だね」として用います。


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京からみ大根

京からみ大根(京都産)

元禄時代(1688年~)の頃から栽培されていたと言われる小型の辛味の強い大根で、コカブに似ています。 根部に強い辛味があり、おろして薬味として用いられます。


聖護院大根

聖護院大根

子供の頭ほどある、大きな丸い大根で主産地は京都府南部の淀周辺で、「淀ダイコン」の名で京阪神市場に出回っています。 秋から冬にかけてが旬で、甘くて苦味が少ないのが特徴。味がしみこみやすく、又、早く煮えて煮崩れしにくいので主に煮物用に利用されます。口の中でとろけるような食感が好まれ各地方に普及し広く栽培されています。


花菜

花菜

由来としては秀吉の時代に、冬の切り花として伏見寒咲きなたねが栽培されていたそうですが、何時しかその花が蕾だけ摘み取られて、食用として供されるようになりました。品種は、伏見の寒咲きのなたねになります。菜花と同じように、心地良い歯ごたえと独特の苦みがあります。辛子和えやおひたし、漬物に最高です。


聖護院 かぶ

聖護院かぶ

京都を代表する漬物「千枚漬け」の材料としても名高いアジア型大カブの代表種です。重さは2kg以上。大きいものだと4~5kg以上にもなる日本で一番大きなかぶです。京都市左京区聖護院地区で品質の良いモノが採れたことから名づけられましたが、もともとは滋賀県の堅田地方に伝わる近江かぶでありましたが、1700年代に聖護院の農家が持ち帰って栽培を続けるうちに今のような偏円形になりました。漬物以外にも、煮崩れしにくいので「煮物」「蒸しもの」に向きます。「酢」で漬けた千枚漬けは京都の名産です。


金時にんじん(京にんじん)京かんざし(葉付きにんじん)

金時にんじん(京にんじん) 
京かんざし(葉付きにんじん) 

お祝いや華やかな膳には、鮮やかな真紅の金時にんじんがふさわしく、欠かせない存在で、外皮だけでなく中までも独特の赤い色をしています。風味に富み甘くて柔らかく、煮崩れしにくいので、関西地方ではお正月の「お雑煮」や「なます」「ちらし寿司」などにも 利用されています。晩生の細長い金時にんじんは、冬が旬でこれからが美味しい野菜で、普通のにんじんよりも柔らかで 甘味が強く、火を通すと赤色が一層鮮やかになります。赤い色はリコピンによるものです。


京春菊(菊菜)

京春菊(菊菜)

11月から3月が旬の冬においしくなる野菜です。関東ではギザギザした葉が春菊の特徴のように思われていますが、関西では丸葉の ものが「菊菜」という名前で出回ります。菊菜はもともと「京菊菜」という京都の伝統野菜です。痛みやすい野菜なので、購入するときは、葉がみずみずしく色が濃くてつやのあるものが新鮮なのでよく確かめてください。全体的に、カロチンの含有量は多く、ビタミンC、カルシウム、鉄分なども豊富ですが、加熱しすぎに注意してください。


京壬生菜

みぶな
壬生菜

水菜の一種で、1800年頃に京都の壬生付近で発見され栽培されるようになり「壬生菜」と呼ばれるようになりました。ぴりっとした辛みがあるのが特徴で、浅漬、お浸し、煮物にもOKと用途は広いです。京都の(千枚漬け」には、壬生菜の塩漬を添える習わしになっています。


九条ネギ

九条ねぎ

京都では、ネギと言えば「九条ねぎ」を指します。 約1,300年前に京都に導入されて以来、栽培され続けている歴史ある野菜です。 最近は、1年中出回るようになりましたが、独特の風味は「霜」に当たらないと生まれません。甘味があり、冬の鍋料理には欠かせません。 その他、味噌汁、煮物、ぬた、和え物等にもどうぞ。緑の葉にはカロチンやビタミンB,体を温める働き、消火を促進する効果があります。


京こまつ菜

京こまつ菜

中国原産で江戸時代に小松川(今の東京都江戸川区周辺)で栽培されていたことから、この名称になりました。ご紹介している「こまつ菜」は、京都・嵯峨産です。アブラナ科の野菜なので、かぶや白菜と同様に旬は冬。寒さに強く霜にあたると甘味が増しておいしくなります。カロテン、ビタミンC,B群など栄養豊富ですが、特にカルシウムはホウレンソウの3倍以上で骨粗鬆症予防にも効果的です。